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INTERVIEW-02
アリウナ バトエルデンBat-Erdene Ariunaa
アリウナ・バトエルデンと申します。現在は群馬大学を拠点に、JOYCLEのCRO(Chief Research Officer)として、ごみ処理に関する実験およびプロセス解析に携わっています。
主に《JOYCLE BOX》という分散型処理装置の動作検証や、《JOYCLE BOARD》と呼ばれる実験制御ユニットの仕様解明に関わっており、装置の設計や材料選定を支える実証研究を担当しています。
私は日本の高専・大学・大学院で環境化学や資源循環に関する研究を行った後、一度モンゴルに帰国し、鉱物の分析や通訳業務などを経験しました。しかし、日本での研究環境に魅力を感じ続けていたこともあり、再び来日し、群馬大学で研究職として復帰しました。
ちょうどその頃、当時の指導教員を通じてJOYCLEの活動を知りました。AI制御による資源循環装置の開発というテーマは、私がこれまで追究してきた「ごみ処理の可視化」と非常に親和性が高く、強く共感したのを覚えています。特に《JOYCLE BOX》や《JOYCLE BOARD》といったプロダクトの構想に魅力を感じ、自身の専門性を活かせると確信して参画を決意しました。
正直に言えば、ありました。当初は指示を受けて実験を進めるスタイルを想像していたのですが、実際は「自分で仮説を立て、必要な実験設計を組み立てる」ことが求められました。初期の頃は、自分の役割を模索する時間もありましたが、徐々にチームとの連携の中でリズムができ、今では自らスケジュールを立てて主体的に進められるようになっています。
大学院時代から継続して取り組んできた、ごみ処理過程における発生物の分析や装置挙動の理解といったテーマが、現在の業務と直結しています。群馬大学で使用している実験装置も以前から扱い慣れているものなので、研究成果をそのまま現場の装置開発に応用できていることにやりがいを感じています。
現在は群馬県桐生市に在住しており、業務の大部分はオンラインで行っています。代表の小柳を中心に、技術開発担当や研究者など、計6名ほどのメンバーで定例ミーティングや情報共有を行っています。大学での研究経験を活かしつつ、他分野の専門家と協働することで、自分の視野も広がっていると感じます。
「これは本当に実現するのか?」と思うようなアイデアが、スピード感をもって形になっていくところです。私が関わり始めた頃に構想されていた《JOYCLE BOX》が、今では試作を終えて実証段階に進んでいます。社会的なインフラをゼロから構築する現場に立ち会える経験は、他ではなかなか得られないと思います。
特に不安はありませんでした。むしろ、自分の裁量で挑戦できる環境のほうが自分に合っていると感じています。家族も私のこれまでのキャリアの選択に理解があるため、スタートアップで働くことにも抵抗はありませんでした。
現在取り組んでいる装置のプロトタイプ開発に加えて、今後は量産化や制御精度の向上といった実装フェーズにも関わっていきたいと考えています。研究の結果を社会に届けるためのプロセスづくり——それが、これからの私の挑戦です
JOYCLEには、決まった正解や敷かれたレールはありません。
その分、自分の専門性を活かして、自ら考え、動くことが求められます。チャレンジを通じて成長したい方、資源循環や環境問題に本気で取り組みたい方にとって、非常に刺激的で充実した環境だと思います。一緒に未来のインフラをつくりましょう。
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